テレビを受信する主な方法は、「アンテナを設置する方法」と「ケーブルテレビと契約する方法」があります。ケーブルテレビでテレビを視聴する場合とアンテナを設置してテレビを見る場合、どちらがお得なのでしょうか。それぞれ、メリット・デメリットを比較し、徹底検証します。ぜひ、最後までご覧ください。
ケーブルテレビとアンテナ受信の違い
ケーブルテレビとアンテナ受信の違いは、テレビの電波をケーブルテレビ会社が所有するケーブルから受信するか、ご自身が設置したアンテナで受信するかです。
ケーブルテレビは、ケーブルテレビ会社で地デジ・CS・BS放送などをまとめて受信します。そして受信した放送などをケーブルテレビ会社が所有する同軸ケーブルで各家庭に分配するものです。テレビを見るためには、ケーブルテレビ会社と契約が必要です。
アンテナ受信は、ご自身が設置したアンテナでテレビの電波を受信します。自分のアンテナで受信するため、ケーブルテレビのように料金はかかりません。
ケーブルテレビでテレビを視聴するメリット・デメリット
ケーブルテレビでテレビを視聴するときの、メリット・デメリットを紹介します。
メリットの一つとしては、電波の弱い地域でもテレビが受信できることです。また、契約によっては、地デジ・BS・CS放送以外のチャンネルも見られます。また、ケーブルテレビはインターネットや電話回線を一緒に提供していることもあります。
デメリットは、テレビを見るために毎月視聴料が必要になることです。インターネットも提供されていますが、他の光インターネット事業者と比べると、比較的遅いようです。
メリット
- 電波の弱い地域でもテレビを受信できる
- チャンネルの数が多い
- インターネット・電話回線を一緒に提供している
デメリット
- 視聴料がかかる
- ケーブルインターネットの回線は遅いことがある
アンテナ受信でテレビを視聴するメリット・デメリット
アンテナ受信もケーブルテレビと同様に、メリット・デメリットがあるので紹介します。
メリットの一番大きなポイントは、トータルコストが安いことです。アンテナは一度設置すれば、費用はかかりません。そして、10年以上使えるケースがほとんどです。さらにケーブルテレビのように電話回線やインターネット回線を縛られることはなく、自由に選べます。とくに最近の光インターネットは2Gbps、1Gbpsと高速化しています。
また、昔はテレビアンテナといえば、魚の骨のような八木アンテナがほとんどでした。今は建物や風景になじみやすいデザインアンテナやユニコーンアンテナがよく使われます。最近では、屋外にアンテナを設置せず、屋根裏にアンテナを設置し、外から見えないように美観に考慮した工法もあります。
デメリットは、一度だけアンテナを設置するときに工事費が必要なことです。しかし、「ケーブルテレビとアンテナ受信のコスト比較」のところで説明しますが、アンテナは寿命が長いので、月々の費用に換算するととても安いことがわかります。
アンテナは屋外に設置されることが多いので、自然災害に弱い部分があります。しかし、屋根裏にアンテナが設置できれば影響を受けることはありません。デザインアンテナやユニコーンアンテナは風の影響を受けにくい構造です。
また、テレビの電波を受信しにくい地域があるのも事実です。このような場所を弱電界地域といいます。しかし、弱電界地域のために作られた高性能(高利得)のアンテナもあります。一度、アンテナ工事の専門会社に電波の強さの調査を依頼するとよいでしょう。
アンテナ工事会社の電翔は、24時間メール受け付け・フリーダイヤルでも相談できるので、おすすめです。
メリット
- トータルコストが一番安い
- 一度アンテナを設置すれば、費用はかからない。寿命の目安になる法定耐用年数は10年と定められているが、さらに長く使える場合がほとんど
- 電話回線、インターネット回線を縛られることなく、自由に選べる
- デザインアンテナ、ユニコーンアンテナなど建物や風景に調和したデザインが選べる
デメリット
- アンテナを設置するときに工事費が必要
- 台風など自然災害の影響を受けやすい
- 電波の弱いところでは、受信できない場合もある
ケーブルテレビとアンテナ受信のコスト比較
下記の記事では、アンテナ受信とケーブルテレビ、光テレビの月々のコストを計算しています。アンテナ工事は最初に一度だけ工事費がかかるので、アンテナの法定耐用年数10年から月々のコストに換算しました。
その結果、アンテナ工事費は月々のコストに換算しても、ケーブルテレビや光テレビより圧倒的に安いことがわかりました。詳細は下記の記事をご覧ください。
ケーブルテレビの解約方法
現在、ケーブルテレビと契約されている方もいらっしゃると思います。ケーブルテレビのシェア50%はJ:COMなので、J:COMを例にケーブルテレビの解約方法をまとめました。ぜひ、下記の記事をご覧ください。
まとめ
この記事ではケーブルテレビとアンテナでの受信では、どちらがお得になるか徹底検証しました。ケーブルテレビは契約によって見られる番組の数が多いというメリットがあります。一方、毎月、視聴料を支払わなくてはなりません。
アンテナ受信は、アンテナを設置するときに工事費がかかります。その代わり、月々の視聴料の支払いは不要です。この記事ではアンテナ工事のランニングコストをアンテナの耐用年数10年で月々の支払いに換算し、比較してみました。それでもテレビを見るだけならば、圧倒的にアンテナ受信が安価であるとわかりました。
今、物価高もあり、毎月の固定費を削減するため、ケーブルテレビをアンテナ受信に切り替える方が増えています。ぜひ、この記事を参考に検討してください。最後までご覧くださり、ありがとうございました。