BSアンテナの取り付け方は?使用金具や角度調整の方法を解説

BSアンテナの取り付け方は?使用金具や角度調整の方法を解説

BSアンテナの取り付け方は?使用金具や角度調整の方法を解説

BSアンテナの取り付け方について、使用する金具や電波を受信するための角度などアンテナ工事のプロが分かりやすく解説します。

BSアンテナの取り付け方の概要

案内イメージ

BSアンテナの取り付けは、特に資格を必要とせず一般の方でも行えます。基本的には、BSアンテナ購入時に同封されている取扱説明書に手順が記載されていますので、DIYでも取り付けが可能です。

ただし、BSアンテナの取り付け場所によっては、足場が不安定で作業に危険が伴う場合もあり、説明書どおりに進めてもなぜかBS放送が映らないといったトラブルも少なくありません。

このコラムでは、そういったポイントも抑えつつ取り付け方法を解説しますが、万が一、この段階で少しでもご不安があれば、アンテナ工事のプロの電翔にご相談くださいませ。

安心安全で確実にBS放送が見られるようにお手伝いいたします。また電翔は長期5年保証をお付けしていますので、工事後のアフターフォローも万全です。

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BSアンテナの取り付け方の流れ

流れイメージ

それでは、BSアンテナの取り付け方を解説します。大まかな手順は以下のとおりです。

① 取り付け場所の選定
② 取り付け
③ 取り付け後の設定

この手順だけをみると意外と簡単そうに思えるかもしれませんが、初めてチャレンジされ方ですと半日~丸一日かかってしまうことも珍しくありません。実際に取り付けに挑戦したものの途中で断念し、電翔にご相談されるお客様も多いです。

これを踏まえてそれぞれの手順を詳しくみてみましょう。

①BSアンテナ取り付け場所の選定

場所イメージ

BSアンテナの取り付け場所は、確実にBS放送の電波が受信できることが最低条件です。また、BS放送の電波は少しでもアンテナの位置がズレてしまうと正常に受信できなくなってしまうので、しっかり固定できる場所を選びましょう。

その上で、次のポイントを留意してBSアンテナの取り付け場所を選んでください。

南西の方角に取り付け場所を確保

基本的にBSアンテナは南西の方角に向ける必要があります。これは、BS放送の電波を発信している衛星が南西の方向に位置しているためです。

目安としては、太陽がおおよそ午後2時~3時くらいの位置している方角に合わせます。まずは、この方角にBSアンテナの取り付けられる場所があるか確認してください。

BS放送電波の遮蔽物の有無確認

また、南西の方角に取り付け場所を確保すると同時にBS放送電波の遮蔽物がないかの確認も必要です。

特に南西方向の斜め上方にビル、樹木、高架道路、崖、軒先などがあると、BSアンテナを取り付けても電波が遮られてしまい、正常に受信できない可能性があります。

例えば、BSアンテナはベランダの手すりに取り付けることも多いですが、戸建住宅の場合、ベランダの上方に電波の遮蔽物があるようでしたら、より受信精度が高い屋根上などを取り付け場所として選ぶといった工夫も必要です。

集合住宅は共同アンテナの有無確認

なお、アパートやマンションにお住いでBSアンテナの取り付けをお考えの場合は、先に物件に共同アンテナがあるかご確認ください。既に共同アンテナが取り付けられている場合は、ご自身での用意は不要でBS放送を見られる可能性があります。

地デジ放送のみ共同になっている集合住宅の場合は、許可のもと個別にBSアンテナを取り付けることで視聴環境が整いますが、物件によっては許可されていない場合もありますので、賃貸契約内容や管理人様にご確認ください。

②BSアンテナ取り付け

DIYイメージ

設置場所が定まったらBSアンテナの取り付けのです。大まかには、最初に金具を取り付けて、組み立てたBSアンテナを固定します。その後、配線処理を行う流れです。詳しく見てみましょう。

BSアンテナ専用金具の取り付け

BSアンテナの専用金具の詳細は後述しますが、取り付け場所によって種類が異なります。選んだそれぞれの場所に適した金具を用意して、外れないように固定してください。

少しでもボルトが緩んでいるとBSアンテナの位置が簡単にズレてしまって最悪、落下の恐れがあります。

外壁や破風板を取り付け場所に選んだ場合は、ビス止めが必要になりますので、ドリルによるビス穴開けといった作業が別途必要です。ドリルをお持ちでない場合は、購入などご用意するか他の取り付け場所を選択してください。

また、ドリルの使用経験が浅いと、大切な物件を大きく損傷させてしまう恐れがありますので、板など用意して試すなど練習をおすすめします。ドリルをお持ちでないまたは使用に自信がない場合は、電翔でお手伝いいたしますので、お気軽にお声掛けくださいませ。

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BSアンテナの組み立てと仰角の仮調整

つづいて、BSアンテナを組み立てと仰角の仮調整です。

組み立ては、BSアンテナの本体となるお皿の部分(ディッシュ)にアームを固定します。ボルトは、スパナを使用すると締めやすいです。より安全に固定するであれば、説明書に記載されている締め付けトルクに従ってください。

アームが固定できたら、本体裏の金具の仰角固定ボルトを緩めて、仰角を調整します。なお、仰角は、BSアンテナの上下方向の角度のことでお住いの地域ごとに異なります。ほとんどのBSアンテナは、金具に仰角の調整用目盛が貼り付けてあるか説明書に目安が記載されていますのでご参考の上、調整してください。

スマホをお持ちでしたら、BSコンパスというアプリでお住いのエリアを設定することで、仰角が表示されるので便利です。必要に応じて、下記よりダウンロードの上、ご使用ください。

BSコンパス(Android版)
BSコンパス(iOS版)

BSアンテナを専用金具に取り付ける

つづいて、仰角を仮調整したBSアンテナを取り付け場所に固定した専用金具に取り付けます。最終的にBSアンテナを左右に動かして方位角を微調整するため、この時点ではアンテナが落下しない程度にボルトを軽く締めてください。

同時にBSアンテナにケーブルを接続します。この時にケーブルの先端を加工してF型コネクターを取り付ける必要があり、詳しい方法は説明書にも記載されていますが、難しい場合は、電翔へお声掛けくださいませ。

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テレビにケーブルを接続する

前項でBSアンテナに接続したケーブルのもう一方の先端をテレビまたはレコーダーに接続して、アンテナレベルを確認します。

アンテナレベルの確認画面はテレビメーカーやモデルによって異なりますが、基本的にはリモコンの設定で操作可能です。ご不明の場合は、テレビまたはレコーダーの取扱説明書をご確認ください。

なお、電源供給を必要とするBSアンテナをご使用の場合は、テレビのアンテナに関する設定画面にて、「電源供給」や「テレビ連動」といった項目の設定が必要です。

③BSアンテナ取り付け後の設定

工事イメージ

ここからは、BSアンテナ取り付けの仕上げとして、BS放送を快適に視聴するための手順です。先ほどご説明したBSアンテナの仰角や方位角を微調整の上、最終的な位置を決めて固定します。

BSアンテナの方位角を微調整する

方位角の微調整は、テレビ画面のアンテナレベルを確認しながら、BSアンテナ本体の左右両側に手をかけて真西から南西方向へ少しずつ動かして行ってください。

アンテナレベルが最大値になった地点が正しいBSアンテナの方位角です。なお、テレビ画面のアンテナレベルは時間差で表示されるため、BSアンテナを少し動かしたら2~3秒ほど待機して確認してください。

また、アンテナの位置からテレビ画面が確認できない場合は、どなたかに協力してもらうことでスムーズに調整が行えます。

方位角の微調整ができたら、BSアンテナ本体裏の金具と専用金具のボルトを締めて緩まないようにしっかり固定してください。

BSアンテナの仰角を微調整する

方位角と同じように仰角も微調整します。今度はBSアンテナ本体の上下両側に手をかけてアンテナレベルが最大値になるように調整してください。

上下の動きがきつい場合は、先ほどの仮止めの際にボルトを強く締めてしまっている可能性があります。一旦緩めて再度、仰角の微調整を行ってください。

仰角の正確な位置が決まれば、仰角がズレないようにボルトを締めてしっかり固定します。

BSアンテナの配線処理

BSアンテナの方位角と仰角が定まり固定でき、テレビにBS放送が映っていることが確認できれば、配線処理を行って完了です。

先ほどアンテナレベル確認のために、テレビやレコーダーに接続したケーブルを抜き、BSアンテナ側から外壁や手すり、金具に垂れ下がりがないように沿わせる形で結束バンドやケーブルステップルなどを使って配線することで綺麗に処理できます。

また、室内にはエアコン配管用の孔や窓の隙間から通して接続可能ですが、別途パテや隙間ケーブルなどの準備や加工が必要です。その他、壁内配線の場合は、引き込み線が完備されていればそのまま使用できますが、新たに引き込み工事が必要になる可能性もあります。

このように配線処理はBSアンテナ取り付けよりも困難なケースも考えられます。より綺麗で見映えの良い隠蔽配線をご希望でしたら、専門業者の利用もおすすめです。電翔では隠蔽配線も得意としていますので、ぜひご相談くださいませ。

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BSアンテナ取り付けの使用金具について

BSアンテナイメージ

最後にBSアンテナ取り付けの使用金具について解説します。

先述のとおり、BSアンテナは取り付ける場所に応じた専用金具が必要になりますが、基本的に新品のBSアンテナの金具は別売りです。別途、取り付け場所に適した金具をご用意ください。ただし、既存のアンテナのマストに取り付け可能な場合は不要です。

主にBSアンテナには以下のような金具を使用します。

アンテナの取り付け金具アンテナの取り付け金具

ベランダのフェンスにも取り付け可能なフェンスベースとよばれるタイプや外壁設置に最適なサイドベースを呼ばれる専用金具です。形状は、先端がゾウの鼻のようになっているタイプや地デジアンテナとセットで取り付け可能なタイプなどがあり用途によって選べます。実際に使用した取り付け例はこちらです。

手すりのテレビアンテナ破風板のテレビアンテナ外壁のテレビアンテナ

このように金具の種類は様々ですが、ご自身のBSアンテナ取り付け環境によって、使用金具も異なりますので、適切に選ぶ必要があります。もし、どの金具を選べば良いのかご不明でしたら、電翔でもご用意しておりますので、一度ご相談くださいませ。

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まとめ:BSアンテナの取り付けと使用金具や角度調整について

まとめのイメージ

以上、BSアンテナの取り付け方として使用金具や角度調整についてなど交えて解説しました。

基本的に、BSアンテナは電波を正しく受信できるような場所選びと角度調整を重視した取り付けが必要です。アンテナレベルが最大値になるように方位角と仰角を微調整します。

また、使用金具は種類があり、取り付け場所によって使用すべき金具は異なります。適切な配線処理も含めて、完璧にBSアンテナを取り付けるには、知識や技術力を要する場面も少なくありません。

そのため、より美しいBSアンテナの取り付けや安心のBS放送視聴環境をご希望でしたら、やはりプロのアンテナ工事がおすすめです。

電翔では、万全のアフターフォローとともにお客様の快適なテレビライフご提供をお約束いたします。まずは、簡単なご相談からでもお気軽にお声掛けくださいませ。皆様からのお問い合わせ、心よりお待ちしております。

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電翔は、関東を中心にテレビアンテナ工事を行っている専門業者です。アンテナ工事士資格を持ったスタッフが、アンテナの新設のほか、修理・修繕・移設など、様々なテレビアンテナ工事に対応。アンテナ工事信用保証協会の理事も務め、工事後のアフターフォローも万全です。テレビアンテナ工事をご検討中の方は、お気軽に電翔にお問い合わせください。

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