B-CASカードがないとどうなる?テレビやレコーダーは使えるの?

B-CASカードがないとどうなる?テレビやレコーダーは使えるの?

B-CASカードがないとどうなる?テレビやレコーダーは使えるの?

B-CASカードないとどうなるといった疑問にお答えすべく、今回はB-CASが付属していないテレビやレコーダーを使用する場合など様々状況での対応方法を詳しく解説します。

B-CASカードがないとどうなる?

はてなイメージ

基本的にB-CASカードの挿入口があるテレビやレコーダーを使用している場合は、B-CASカードがないと番組視聴ができません。

テレビ画面にB-CASカードが挿入されていない旨のエラーメッセージが表示されるだけです。そもそもB-CASカードは、BS放送の受信や録画などを制限するためのB-CAS方式を利用するために開発された経緯があります。

なお、B-CASカードの頭文字BはBSのCASは限定利用方式を意味するConditional Access Systemの略ですが、BS放送に限らず地デジやCS放送でも同じ方式が採用されています。

また、B-CASカードは有料の衛星放送などを契約者限定に受信を制限でき、一部の有料放送は新規契約の際にカード番号が必要です。

しかし、有料放送の契約者は少数派なため、現状B-CASカードは地デジや無料衛星放送の録画やコピーを制限するために用いられていることが多く、契約せずにNHKのBS放送を見ようとすると画面に大きくメッセージが表示されるのもB-CAS方式で管理されているためです。

このように、B-CASカードはB-CAS方式により暗号化を解除して番組を映し出すために欠かせません。よって、基本的にはB-CASカードがないとテレビは見られません。

ところが最近のテレビやレコーダーにはB-CASカードが付属しておらず、挿入口もない製品が多くなっています。こういった状況下でB-CASカードがないとどうなるかについては、中古製品に付属していない場合と併せて次項以降で解説しますので、ご参考になさってください。

B-CASカードの挿入口のないテレビやレコーダーはどうなる?

B-CASカードの挿入口がないテレビやレコーダーは、2018年頃が発売されるようになり、これらの製品はB-CASカードに対応していません。

なぜなら、4K8K放送開始に伴い、B-CAS方式から新技術のACASシステムが搭載されるようになったからです。

B-CAS方式はB-CASカードで管理していたのに対して、ACASシステムは4Kチューナー内蔵のテレビやレコーダーにチップとして埋め込まれています。

また、ACASシステムは従来のB-CAS方式の役割も担っていますので、4K8K放送以外のBS放送やCS放送、地デジも全て対応しているので、問題ありません。

つまり、ACASシステムが搭載されたテレビやチューナーにB-CASカードがないとどうなるかについては、視聴可能ということになります。

B-CAS方式のテレビやレコーダーを中古や譲渡で入手した場合はどうなる?

B-CAS方式のテレビやレコーダーの場合は、先述のとおりB-CASカードを挿入しないと番組が映らず見られません。

よくあるパターンとしては、中古品や譲渡によってテレビやレコーダーを入手した場合にB-CASカードが付属していないケースです。

もしB-CASカードが付属していないようでしたら、まずは購入元や前の持ち主にご確認ください。同梱を忘れてしまった可能性があります。

また、リサイクルショップの場合は商品説明にB-CASカードが付属しているのか記載されているかまたは店員に確認してから購入するようにしましょう。

最悪、B-CASカードが入手できなかった場合は、下記のサイトから再発行の手続きを行えます。

B-CASカード再発行のお申込み(仮申込み)

ただし、発行1枚につき手数料2,160円(2023年2月現在)が必要です。

なお、現在使用中のテレビやレコーダーのB-CASカードを紛失してしまった場合も同様の方法で再発行できます。

B-CASカードがあるのにテレビが見られない場合

できないイメージ

一方で、B-CASカード対応製品に正しく挿入またはACASシステム搭載品を使用しているにもかかわらず、テレビが見られない場合は他の原因が考えられます。

これに関しては、下記の別コラムでも解説していますが、ここでも簡単に対応方法を解説します。

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B-CASカードのエラーでテレビが映らない原因と対処方法

B-CASカードがあるのにケーブルテレビ・光テレビが見られない

ケーブルテレビまたは光テレビを契約していて、B-CASカードを正しく挿入しているまたはACASシステム搭載品を使用していてテレビが見られない場合は、契約元にご確認ください。

意外と見落としがちなのが、料金の未払いです。ケーブルテレビや光テレビは月額固定料金が必要ですが、未払いの場合サービスが停止されてしまうこともあります。

特に、テレビの他にインターネット回線や電話回線をセットで契約している場合は、これらのサービスも同時に停止することがほとんどです。

もし、こういったランニングコストがご負担でしたら、無料で視聴できるテレビアンテナもおすすめです。切り替え工事は電翔で行っていますので、ぜひご検討くださいませ。

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また、料金を支払っているにも関わらず、B-CASカードにも問題がない場合は、回線トラブルなど考えられます。

よくあるパターンとしては、ケーブルテレビの場合はセットトップボックスの故障、光テレビはモデム・ルーターの故障などです。これらは契約先にご連絡の上、交換対応で解決します。

アンテナ設置でB-CASカードがあるのにテレビが見られない

アンテナ設置のご家庭でB-CASカードを正しく挿入またはACASシステム搭載製品を使用していて、テレビが見られない場合は、原因のひとつとして、アンテナや周辺機器のトラブルが考えられます

例えば、アンテナが強風により位置がずれてしまったり、倒壊してしまったりすると正常に電波を受信できずB-CASカードがあってもテレビは映らなくなることがあります。

また、アンテナの寿命やブースターなどの周辺機器の故障、アンテナーケーブルのショートなど様々な原因も考えられます。

室内であれば、テレビやレコーダーからケーブル類が緩んでしまっているまたは抜けてしまっている場合でも映らなくなることがありますので、ご確認ください。

もし、B-CASカードやテレビ周りに異常がなければ、アンテナ周りのトラブルの可能性が高いので、専門業者への依頼をおすすめします。

電翔でも対応しておりますので、お気軽にお声掛けくださいませ。

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まとめ:B-CASカードがないとどうなるかについて

まとめのイメージ

以上、B-CASカードがないとどうなるかについて解説しました。

お伝えのとおり、2018年以降に発売されたACASシステムが搭載されているテレビやレコーダーであれば、B-CASカードがなくても番組視聴が可能です。

B-CAS方式のテレビやレコーダーに関しては、B-CASが必ず必要になりますので、お手元にない場合は再発行で入手できます。

また、B-CASカードに問題がない場合は、アンテナのトラブルの可能性も考えられますので、解決が難しい場合は、ぜひテレビアンテナ工事専門業者の電翔にご相談くださいませ。

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電翔は、関東を中心にテレビアンテナ工事を行っている専門業者です。アンテナ工事士資格を持ったスタッフが、アンテナの新設のほか、修理・修繕・移設など、様々なテレビアンテナ工事に対応。アンテナ工事信用保証協会の理事も務め、工事後のアフターフォローも万全です。テレビアンテナ工事をご検討中の方は、お気軽に電翔にお問い合わせください。

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