日本列島と台風

台風上陸に備えたおすすめのテレビアンテナの防災対策を紹介

テレビアンテナといえば、屋外かつ感度の強い電波受信を考慮して風当たりの強い場所へ設置されることが多いことで知られています。

そのため、台風による強風でテレビアンテナが倒壊するといった被害を受けてしまうことも度々あります。

そこで、この記事では台風上陸に備えたおすすめのテレビアンテナの防災対策についてまとめてみましたので、ぜひご参考になさってください。

過去の台風上陸被害について

近年、地球温暖化など気候変動の影響からか、日本に限らず世界各国で異常気象が度々起こっています。各国環境問題に対する対策取り組みも増えていますが、以前では考えられなかったような大きな自然災害が発生しているのも事実です。

台風も例外ではなく、「大型で強い勢力」というフレーズもよく耳にします。実際、過去には次のような台風上陸被害がありました。

令和元年東日本台風(台風19号)とテレビアンテナの災害

平成から令和に切り替わった年に発生した台風19号、令和元年東日本台風とも名づけられていますが、直近で上陸して大きな被害をもたらした台風としては記憶に新しいのではないでしょうか?

各地で河川の氾濫もみられ、家屋へ土石流が流れ込み甚大な被害も多発しました。

この台風19号による人的被害は、死者107人、行方不明者3人、負傷者384人と発表されました。また、家屋など建物の被害は、全壊・流出3,144棟、半壊28,836棟、一部損壊34,403棟、床上浸水7076棟、床下浸水22,796棟にも及んでいます。

この台風では水害が大きかったですが、一部地域では強風によって、設置から長い年数が経過しているテレビアンテナを中心に倒壊被害も多かったようです。

平成25年台風第26号とテレビアンテナの災害

先述の台風19号の前に発生した台風被害としては、平成25年の台風26号が有名です。10月11日に発生し、上陸はしなかったものの、房総半島の東側をかすめ関東地方に接近。

「10年に1度の強い勢力」と警戒が呼び掛けられたことでも知られています。

また、関東接近後は三陸沖で温帯低気圧に変わったものの北海道を中心する一部地域にも影響を及ぼしました。

令和元年の台風19号に比べると被害は少なかったものの、死者40人、行方不明者3人、負傷者130人の人的被害に加え、建物へは全壊86棟、半壊61棟、一部倒壊947棟、床絵上浸水1,884棟、床下浸水4,258棟の被害が報告されています。

テレビアンテナについても、関東地方の住宅を中心に倒壊や位置ずれによる視聴トラブル、大雨による屋外配線の漏電、ブースターの故障などの被害も多々あったようです。

台風初上陸地域がつづいた令和3年とテレビアンテナの災害

直近の令和3年、2021年でみてみると、初上陸地域が続いた異例の台風発生状況だったことも分かります。

令和3年の上陸数は3つでしたが、そのうち2つが7月の宮城県、9月の福岡県でどちらも初めでした。

このように、これまで上陸接近がなかった地域では、台風に限らず他の自然災害に対しても比較的意識が薄れる傾向があり、テレビアンテナも含めて被害が大きくなってしまったケースもあるようです。

また、この年は日本に上陸接近はしなかったものの10月に発生した台風18号が超大型だったことも話題になりました。その大きさは、九州から北海道までを包んでしまうほどで、過去には考えられなかったような異例さだとか。

進路も過去にはみられなかった動きをするなど、台風の発生状況にも変化がみられます。

これを考えると、今後もいままでにはなかったような台風被害も想定されます。特に屋外設置の多いテレビアンテナへの影響も増えることも予想できるため、今のうちから備えておくことも重要でしょう。

台風上陸に備えたおすすめのテレビアンテナの防災対策

では、テレビアンテナはどのように台風上陸に備えれば良いのか、おすすめの方法をご紹介します。

テレビアンテナの移設工事で台風防災対策

現在、使用中のテレビアンテナが台風の影響を受けやすい場所に設置されているのであれば、移設工事を行うことで、被害を抑えられる可能性があります。

風よけができテレビ電波を視聴可能レベルで受信できる場所を確保できれば、移設も防災対策として効果的です。

特に地デジアンテナの場合、強電界地域のように電波の受信環境が良いエリアであれば、屋根裏などの屋内設置で強風の影響を受けづらくなります。

台風に強いテレビアンテナへの取替工事で防災対策

以前とは異なり、現在テレビアンテナの種類も増えています。台風に強い構造も取り入れられ、防災対策を意識した製品も誕生しました。

その例として、地デジ用ではボックスタイプのデザインアンテナ、ポール形状のユニコーンアンテナがあげられ、防災対策だけでなく、見た目のスタイリッシュさも意識されています。

また、衛星放送用BS/CSアンテナは、メッシュタイプが登場しアンテナ表面を穴あき加工することで、風の逃げ場ができ、強風にも強くなりました。

現在、使用中のテレビアンテナが年数立っている様であれば、台風に強いテレビアンテナへ取替てみるのも大変効果的です。

火災保険加入でテレビアンテナの台風防災対策

いくらテレビアンテナ自体に対策を施しても、100%被害を防げるとは言いきれません。先述の通り、今後は想像を絶する台風上陸の可能性も考えられ、どんなに対策してもアンテナに影響を及ぼす恐れがあることは頭に入れておきたいものです。

そのため、万が一被害にあってしまった場合の対策として効果的なのが、火災保険の加入です。

火災保険と聞くと、火事にしか対応できないとイメージされるかもしれませんが、実は、ほとんどの保険会社の火災保険は、台風など他の災害にも適用されるようになっています。

様々な災害に対応しており、建物の一部としてテレビアンテナも適用されるというわけです。

既に加入中であれば、テレビアンテナにも適用できるのか見直しておき、未加入であれば、幅広く適用可能なプランの契約がおすすめです。

まとめ:台風上陸とテレビアンテナの防災対策について

ここまで、過去の台風上陸例をもとにテレビアンテナへの被害、防災対策についてお伝えしてきました。

自然には逆らえないのが世の常ですが、被害を抑えることは可能です。そのため、風よけができる場所へアンテナを移設、台風につよいアンテナへ取り換えるといった対策とともに、万一の備えとして火災保険の加入をおすすめします。

アンテナ工事情報局では、この他にもテレビアンテナに纏わる様々な情報をお届けしていますので、ぜひ別記事もご覧ください。

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電翔は、関東を中心にテレビアンテナ工事を行っている専門業者です。アンテナ工事士資格を持ったスタッフが、アンテナの新設のほか、修理・修繕・移設など、様々なテレビアンテナ工事に対応。アンテナ工事信用保証協会の理事も務め、工事後のアフターフォローも万全です。テレビアンテナ工事をご検討中の方は、お気軽に電翔にお問い合わせください。

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