近年、限られた土地の有効活用を目的とした狭小住宅が注目されており、都心を中心に建築数も増えています。
狭小住宅とは、面積の小さい土地に対して縦方向に高さを設けた佇まいを指します。これにより、3階建住宅も増加傾向にあるのです。
さて、3階建など階層が増えれば増えるほど、当然地上高も増すわけですが、高所設置が求められることの多いテレビアンテナ設置も工夫が必要となります。
具体的にはより高い場所にアンテナを設置するシーンでは、通常の梯子よりも長い3連梯子を要することが言えますが、業者によっては所有しておらず、工事を断られるケースも少なくないようです。
そこで、今回は3連梯子がどういったもので、どのような使い方があるのか解説します。
3連梯子の特徴
まずは、3連梯子がどのような梯子なのか長さや構造を交えてご紹介しておきましょう。
3連梯子の長さ
一言に3連梯子といっても、種類があり製品によって約6m~12mなど幅広くあります。
当然、テレビアンテナの設置場所が高所であればあるほど、より長い3連梯子が必要となるわけですが、12mがどのくらいのサイズかと例をあげると、ザトウクジラのオスの体長と同等です。
とはいえ、ザトウクジラを間近で見る機会もないので、もう少しイメージしやすい身近で例えましょう。
12mは平均的なマンションの4階の高さと同等です。また、清水の舞台や明治神宮の大鳥居の高さもおおよそ12mと言われています。
これらを考えれば、3階建の戸建住宅でも12mなどより長さのあるタイプの3連梯子を使用することでテレビアンテナの設置が実現しそうです。
3連梯子の構造
つづいて3連梯子の構造ですが、名称の中に「3連」とあるように、3連式構造になっていて、収納した状態から3段階にスライドします。
一般的な梯子は2連式構造ですが、3連式になっていることにより、通常よりも長さを確保できる仕組みになっているというわけです。
また、基本的に収納時は、2連梯子同様に自動車の屋根に取り付けて運搬できます。
材質は、3連梯子の製品によって異なりますが、アルミ製が一般的で、消防車などに備えられている専門的な梯子は、鋼製やチタン製など様々です。
テレビアンテナ工事における3連梯子の使い方
そんな3連梯子ですが、次にテレビアンテナ工事を行う上での使い方をご紹介します。
3連梯子を使用する際の必要人員
2連梯子など通常の梯子であれば、一人でも使用可能ですが、長さのある3連梯子の場合は2人以上の作業が求められます。
物理的には一人でも使用できますが、高ければ高いほど不安定さが増し、転倒リスクも多くなることによる安全面を考慮しているからです。
これについては、テレビアンテナ工事に限らず、消防においても火災時に3連梯子を使用する際には、必ず2名以上の体制で行っているとのこと。
ようは梯子に登って作業する人員と下で梯子の安定性を確保するために支える補助員が必要になるというわけです。
くれぐれも、ご自身の自宅が3階建でテレビアンテナ工事のDIYを考えているようでしたら、お一人での3連梯子を使用はお控えください。
もし、必要であれば、当サイトおすすめの3連梯子を所有している業者、株式会社電翔をご利用ください。
3階建住宅のアンテナ工事の実績も豊富なのでおすすめできます。
アンテナ工事における3連梯子の使用例
最後にテレビアンテナ工事における3連梯子の使用例をご紹介します。
分かりやすいように、実際に3連梯子を建物に立てかけた次の写真をご覧ください。
画像引用元:株式会社電翔【電翔が3連梯子を使う際に2人体制でアンテナ工事を行う理由について】
横から見ると分かりやすいですが、梯子が3段に連結されているのがお分かりいただけるかと思います。
また、どちらの例も3階建て住宅に梯子を使用していますが、最上部にも余裕で届いており、アンテナの設置も問題なくできそうです。
なお、掲載写真のアンテナ工事は、先述の株式会社電翔が行っており、詳細がブログ記事にて紹介されているので、こちらでも掲載させていただきます。ぜひ、アンテナ工事ご依頼のご参考になさってください。
まとめ:3連梯子とテレビアンテナ工事について
以上、3連梯子とテレビアンテナ工事について解説しました。
ご紹介のとおり、3連梯子は通所の梯子よりも長いタイプを指し、テレビアンテナ工事においては3階建て住宅など地上高のある建物へ使用されることが多いです。
また、3連梯子の使用には、安全面を考量して2名以上の人員が必要となるため、アンテナ工事業者をお探しでしたら、当サイトが推奨している株式会社電翔のご利用がおすすめとお伝えさせていただきました。
なお、当サイトでは今回ご紹介の3連梯子以外にもテレビアンテナ工事について様々な情報をお届けしていますので、他の記事もぜひご覧ください。