これからアンテナ工事を業者への依頼を考えている場合、きっと予約日時が雨の予報が出ていて、実施可能か不安な方もいることでしょう。
特に梅雨の時期など降雨が多いとアンテナ工事が天気に左右されるかも心配になるかもしれません。
そこで、雨の日のテレビアンテナ工事を中心に天気との関係性をご紹介します。
アンテナ工事と天気について
テレビアンテナは電波を強い感度で受信するために、多くの場合、屋外に設置します。屋根上など雨や風が直接当たりやすい場所ですと、工事にも影響しそうですが、天気ごとのアンテナ工事業者の主な対応は次の通りです。
天気が晴れの日のアンテナ工事について
基本的に晴れの天気であれば、テレビアンテナ工事に支障がでることはないため、実施可能といえます。
ただし、例え晴れであっても波浪警報発令などにより、強風が吹き荒れていて風当たりの強い場所をアンテナ設置場所に選んだ場合は、業者によっては安全性を考慮して中止せざるを得ないこともあります。
もちろん作業員の高所からの転落事故を防ぐこともありますが、取り付け作業中のアンテナが吹き飛ばされて落下して損傷なんてことも考えられるでしょう。
また、アンテナが落下してしまえば、下の物に直撃して、大切な備品を傷めてしまう恐れもあります。
天気が曇りの日のアンテナ工事について
天気が曇りの日も晴れの日とほぼ同じような対応になることがほとんどでしょう。テレビアンテナ工事を行う上において支障がなければ、実施可能です。
ただし、曇りでも雷が鳴っている場合は、落雷から作業員が身を守るため目的でアンテナ工事が中止になる可能性もあるでしょう。
特に見晴らしが良い高所は雷も落ちやすくなるため、作業を中断せざるを得ません。アンテナ工事に限らず、雷が鳴り始めた場合は、建物などに隠れることが求められています。
仮に、雷が鳴り響いているのにも関わらず、屋根上などの高所でアンテナ設置をしていて直撃してしまえば作業員の命は助からず、きっとアンテナも木端微塵です。
天気が雨の日のアンテナ工事について
雨の日のアンテナ工事については、降雨量によって異なります。例えば土砂降りなど作業に支障が出る場合は、中止せざるを得ません。
一方、小雨程度であれば、業者によっては安全確認を行った上で続行できるようであれば、実施することもあります。
いずれにせよ、一番はテレビアンテナ設置場所の足場に濡れ具合によっても左右されます。屋根上など表面が滑りやすい場所ですと、雨で濡れてしまうと作業員の転倒・落下などの危険性が増してしまうのです。
また、雨の降り方によっては、屋外配線処理中に、ケーブルの接合部に雨水が浸水して漏電の原因にもなりかねません。
このことから、天気が雨の日はアンテナ工事が行えない可能性が高いと言えます。
天気が雪の日のアンテナ工事について
雪の日も雨の日と同様とお考えいただければ間違いありません。アンテナ工事に支障がない程度の降雪であれば、作業は行えます。
とはいえ、雪の場合、積雪も想定されます。工事予定時間前に、降雪していてアンテナ設置場所の足場に降り積もって溶けていなければ、作業は難しいことが多いです。
また、雪は解けても濡れた足場の表面が凍っているようであれば、滑りやすくなっているため、アンテナ工事が行えない場合もあります。
毎年、屋根の雪下ろし作業中の転落事故が起きているように、その危険性は一目瞭然です。
ただし、天気が雨や雪の日であっても難なくアンテナ工事が行える場合があります。詳しくは次項でご説明しますのでご覧ください。
天気が雨の日や雪の日のアンテナ設置方法について
実はテレビアンテナは屋外以外に雨や雪の影響を全く受けないまたは受けにくい場所へ設置できる場合があります。
特に地上デジタル放送用のテレビアンテナであれば、条件によって設置場所を幅広く選べます。また、衛星放送用のBS/CSアンテナも地デジ用ほど幅広くありませんが、場合によっては天候の影響をうけづらい方法で設置可能です。
では、具体的なテレビアンテナの設置方法をみてみましょう。
広い軒下の住宅外壁にテレビアンテナを設置
以前は屋根上設置が当たり前だったテレビアンテナもデザインアンテナやユニコーンアンテナの登場により、壁面設置が多く採用されるようになりました。同様にBS/CSアンテナも壁面設置可能な場合もあります。
そして、雨や雪を防げるくらいの軒下で、梯子を立てかけ危険性や支障がなければ、テレビアンテナ設置工事が行える場合があります。
ただし、降雨・降雪量が多く軒下でも足場に影響がでるようであれば、安全性を考慮してアンテナ工事を中止せざるを得ません。
ベランダの壁面にテレビアンテナを設置
ベランダの壁面は以前よりBS/CSアンテナの設置場所として活用されてきました。広い軒下同様に雨や雪を防げる屋根が設けられているベランダであれば、アンテナ工事を行える場合があります。
降雨・降雪量にもよりますが、広い軒下よりも悪天候での作業を行える可能性は高いです。
とはいえ、屋外には変わりありませんので、ベランダ内にも吹き込んでくるレベルで雨や雪が降っている場合は、アンテナ工事を行えない可能性もあります。
屋根裏に地デジ用テレビアンテナを設置
雨や雪の影響を全く受けずしてテレビアンテナ工事が行える方法としては、設置場所を屋根裏などの屋内に選択することがあげられます。
これは地上デジタル放送用のテレビアンテナのみ適用できる設置方法ですが、受信電波が建物内まで視聴可能レベルで届いてれば、実現可能です。
もちろん、アンテナを設置できるスペースが確保できることも前提条件になりますが、天候に左右されずアンテナ工事を行えます。
また、工事作業のみならずアンテナを屋内に設置することで、外観から完全に隠せますので、住宅の美観も保てるのです。
これが天気に左右されず、アンテナ工事が行える究極の方法ともいえるでしょう。
まとめ:アンテナ工事が天候に左右される可能性と雨の日の設置方法について
ここまで、アンテナ工事が天候に左右される可能性と雨の日の設置方法について具体例をあげて説明してきました。
お伝えしたとおり、天気が悪ければ悪いほどアンテナ工事を行える可能性が低くなりますが、状況や設置場所の工夫により実現できる場合もあります。
なお、当サイト「アンテナ工事情報局」でおすすめしているアンテナ工事業者の電翔では、例え雨の日など悪天候であっても予約日時に必ず現場まで行って作業可否判断を行っているとのことです。
最初から無理と決めつけずに、アンテナ工事が行える可能性も考えて訪問してくれることは親切といえるのではないでしょうか?
もし、アンテナ工事を依頼する上において心配事があれば、一度電翔にご相談してみることをおすすめします。