テレビを設置したいけれど、部屋にテレビのアンテナ端子がないこともあります。そのようなとき、どうしたらよいのでしょうか。この記事ではアンテナ端子がない部屋でテレビを楽しむには、どのようにしたらよいのか解説します。ぜひ、最後までご覧ください。
テレビのアンテナ端子が近くの部屋にある場合
画像出典:フラットケーブル(F形接栓式) | 製品情報 | DXアンテナ
テレビアンテナの端子が隣の部屋にあるなど、近い場所にある場合は、アンテナケーブルを延長する方法があります。ここではそのステップを紹介します。
アンテナケーブルを延長する
テレビのアンテナ端子が隣の部屋などにある場合は、アンテナケーブルで延長する方法があります。4Cケーブルという規格のアンテナケーブルで、プラグの付いたものが売られています。4Cケーブルで推奨される長さは10mです。
アンテナ端子からテレビが10m以上離れている場合は、5Cケーブルを使ってください。5Cケーブルであれば20mまで延長できます。ここでいう4Cケーブル・5Cケーブルなど、Cの前の数字は、アンテナケーブルの直径のことです。太いアンテナケーブルを使えば電波の損失が減るので、遠くまで延長できます。
隙間はフラットケーブルを使う
フラットケーブルと呼ばれる平たいアンテナケーブルを使えば、壁に穴を開けずにアンテナケーブルを延長可能です。ドアの隙間などにフラットケーブルを通します。これによりアンテナケーブルを延長できます。
アンテナケーブルが空いていない場合
隣の部屋からアンテナケーブルを延長しようと思っても、すでに隣の部屋のアンテナ端子にテレビがつながっていることもあるでしょう。そのようなときは、分配器を使ってアンテナ端子からの信号を分岐させましょう。
分配器には「全端子通電型」と「1端子通電型」があります。これはテレビから衛星放送のアンテナに向けてアンテナケーブルから電気を送っているので、違いがあるのです。よくわからない場合や衛星放送を見たい場合は、全端子通電型を購入すると便利です。
分配器については次の記事で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
アンテナレベルの確認
ここまで作業されたら、テレビでアンテナレベルを確認して、実際にテレビが受信できるか確かめてください。アンテナレベルの確認方法は、テレビの取扱説明書に記載があります。
テレビのアンテナ端子が遠い場合
テレビのアンテナ端子が1階にあって、テレビは2階で見たいなどテレビの端子が遠い場合や、アンテナケーブルの延長では美観が悪くなるので満足できない場合もあるでしょう。そのような場合は、アンテナ工事の専門会社にアンテナ端子の増設を相談してみましょう。
複数の部屋がある場合は、一つのアンテナからの信号を複数の部屋に分配しています。新しくアンテナ端子を増設するためには、多くの場合分配器を新たに設置することになります。その分配器からアンテナケーブルを敷設。アンテナケーブルを増設したアンテナコンセントのアンテナ端子に接続するのです。
美観を考えると、アンテナ工事の専門会社に工事してもらうのがいいでしょう。
まとめ|テレビのアンテナ端子が遠い!
この記事では、テレビを設置しようとした部屋にアンテナ端子がなく、アンテナ端子が遠い場合の対処方法を解説しました。
隣の部屋にアンテナ端子がある場合は、アンテナケーブルを延長する方法があります。電波はアンテナケーブルが長くなるほど減衰する特性を持っています。通常、4Cケーブルを使いますが、10m以上の長さが必要な場合は5Cケーブルにすることも考えてください。
部屋と部屋の間を通すときは、フラットケーブルが便利です。また、隣の部屋ですでにアンテナ端子を使っている場合は、分配器を使うことでアンテナケーブルを分岐させることが可能です。分配器の使い方については、解説している記事のリンクを紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。
1階と2階というようにアンテナ端子がある場所とテレビの場所が離れている場合や、アンテナケーブルの延長では見た目が悪いと感じる方はアンテナ工事の専門会社に相談してください。現状のアンテナケーブルの配線状況から、最適な提案をしてくれるでしょう。
アンテナ工事の専門会社電翔であれば、24時間メールで相談を受け付けています。また、フリーダイヤルでも相談ができます。ぜひ、電翔に相談してください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。