4K放送を観ようとしたのに映らない。さまざまな原因が考えられます。とくに最近はECサイトでテレビを買うことも多いので、お店側の商品説明が不足しているからです。
この記事では、考えられるケースを想定して、4K放送が映らない原因をまとめます。
4K放送が映るテレビですか?
4K放送がスタートする前から、4Kテレビは販売されていました。その頃は4K放送について未確定の部分があったので、4Kテレビといっても、4Kチューナーを内蔵していなかったのです。当然、4Kチューナーがないと4K放送は映りません。
このような4Kテレビのリモコンには「4K」と書かれたボタンがありません。また、テレビの裏側に「BS/110度CS IF入力」という端子がありません。
このような場合、テレビは4K画質に対応していますから、別に4Kチューナーを購入し、アンテナ工事をすれば4K放送が観られるようになります。
一部の4K放送が映らない
「4K放送は映るけど、一部のチャンネルしか映らない」といわれる方もいらっしゃいます。もし、映っているチャンネルが下記のものだけだとしたら、アンテナに原因があると思われます。
BS右旋
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これらのチャンネルは右旋(右旋円偏波)で送信されているチャンネルです。観られないチャンネルは、左旋(左旋円偏波)の電波を使っているチャンネルでしょう。
左旋の電波が受信できていれば、次のチャンネルも観られます。
BS左旋
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110度CS左旋
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実は、従来のBSアンテナでも右旋の電波は受信できるので、4K放送の右旋チャンネルが映るのです。すべてのチャンネルを観ようと思えばアンテナ工事が必要です。
4K放送映らない|すべてのチャンネルを観るためには
すべての4K放送を観ようと思えば、新4K8K衛星放送アンテナを取り付ける必要があります。また、アンテナだけでなく、アンテナケーブルやブースター、分配器なども対応したものに交換する必要があります。
詳しくは下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
4K放送が映らない|対処方法
この記事では、一般的な事例として、4K放送が映らない原因を紹介しました。しかし、実際には各ご家庭によりアンテナケーブルの施工状況が異なっているので、一概には答えられません。
さらに、アンテナケーブルや分配器などの機器は天井裏に設置されていることが多く、素人がアンテナケーブルの状況を調べるのは困難です。また、「4Kテレビは将来的にも1台でいい」「各部屋で4Kテレビを観たい」という要望によっても調査・工事する範囲が変わります。
アンテナ専門業者に、将来のテレビに関する要望を伝え、事前に現状調査をしてもらえば、結果的に工事費を安くできるのでお得です。アンテナについて、ECサイトも大手家電量販店のスタッフもあまり詳しくありません。ぜひ、テレビを買う前にアンテナ専門業者に相談してください。最後までお読みくださり、ありがとうございます。