テレビの電波障害でお困りでしょうか?本記事ではリアルタイムで発生している障害情報の調べ方や問い合わせ先などをアンテナ工事のプロが詳しく解説。また、原因や対策も併せてご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。
Contents
テレビの電波障害が発生していてリアルタイム情報を把握するには、以下の方法で調べられます。
・総合通信局へ問い合わせ
・インターネットで調査
・近隣住民に確認
最も確実性が高く、リアルタイムの正確な電波障害情報を調べるのに適しているのが総合通信局への問い合わせです。総合通信局の問い合わせ先は地域ごとに異なります。以下の表から最寄りの総合通信局へお問い合わせください。
地域 | 機関名 | 住所 | 受信障害(テレビ・ラジオ)の連絡先 | 地上放送全般の連絡先 | ケーブルテレビ・共聴施設の連絡先 |
---|---|---|---|---|---|
北海道 | 北海道総合通信局 | 〒060-8795 札幌市北区北八条西2-1-1札幌第一合同庁舎 | 011-737-0033 | 011-709-2311(内線4665) | 011-709-2311(内線4674) |
青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島 | 東北総合通信局 | 〒980-8795 仙台市青葉区本町3-2-23仙台第二合同庁舎 | 022-221-0698 | 022-221-0700 | 022-221-0704 |
東京・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・山梨 | 関東総合通信局 | 〒102-8795 東京都千代田区九段南1-2-1九段第3合同庁舎 | 03-6238-1945 | 03-6238-1944 | – |
新潟・長野 | 信越総合通信局 | 〒380-8795 長野市旭町1108長野第一合同庁舎 | 026-234-9991 | 026-234-9990 | – |
富山・石川・福井 | 北陸総合通信局 | 〒920-8795 金沢市広坂2-2-60 | 076-233-4491 | 076-233-4492 | – |
愛知・岐阜・静岡・三重 | 東海総合通信局 | 〒461-8795 名古屋市東区白壁1-15-1名古屋合同庁舎第3号館内 | 052-971-9648 | – | 052-971-9407 |
大阪・滋賀・京都・兵庫・奈良・和歌山 | 近畿総合通信局 | 〒540-8795 大阪市中央区大手前1-5-44大阪合同庁舎第1号館内 | 06-6942-8567 | – | – |
鳥取・島根・岡山・広島・山口 | 中国総合通信局 | 〒730-8795 広島市中区東白島町19-36 | 082-222-3383 | – | 082-222-3350 |
徳島・香川・愛媛・高知 | 四国総合通信局 | 〒790-8795 松山市味酒町2-14-4 | 089-936-5030 | 089-936-5037 | – |
福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島 | 九州総合通信局 | 〒860-8795 熊本市西区春日2-10-1 | 096-326-7873 | 096-326-7882 | – |
沖縄 | 沖縄総合通信事務所 | 〒900-8795 那覇市旭町1-9 カフーナ旭橋B-1街区5階 | 098-865-2307 | – | – |
テレビ電波障害のリアルタイム情報はインターネットで発信されている場合もあります。
本記事をご覧になられているということは、インターネットから「テレビ 電波障害 リアルタイム」などで検索されたためかと思われますが、X(旧Twitter)などのSNSで同じように検索された方が情報を発見しやすいです。
ただし、SNSなどインターネット情報は必ずしも正確といえず、フェイクニュースなど誤った内容も発信されている場合があるため、注意が必要です。1件のみなど少ない情報のみで判断せず、複数の発信内容から正確性を見極めてご判断ください。
テレビの電波障害が発生しているのであれば、ご自身のみでなく近隣にお住まいの方も同様の症状が現れている可能性が高いです。確認できそうな近隣住民がいらっしゃれば、ご自身の状況と照らし合わせて確認することで電波障害の状況を把握できます。
ただし、近隣住民の方も同じ症状が出ていても、アパートやマンションであればお住まいの物件のみでトラブルが生じている可能性も考えられます。この場合は、物件管理者へ問い合わせることで障害情報を確認可能です。
テレビの電波障害が発生するよくある原因は以下のとおりです。
・テレビ電波の遮蔽
・天候不良
・他の電波の干渉
・700MHz帯利用の影響
電波障害の一般的な原因として、電波の遮蔽が挙げられます。これは高層ビルや大きな樹木などで物理的に電波が遮られる現象です。
特に都市開発が行われているようなエリアでは、高層マンションが近所に建設されたことにより、かつて良好に電波を受信できていていも遮蔽されて障害が生じるケースもあります。
また、手入れがされていない山林や近隣の樹木が成長して電波を遮ってしまうことも。このように周辺の環境変化による電波障害が意外と多いです。
テレビ電波は稀に天候の影響を受けることがあります。特に台風や大雨、大雪など自然災害レベルの悪天候の場合、テレビ電波の受信が不調になりやすいです。
なお、天候不良がテレビ電波障害の原因の場合は、一時的な症状がほとんどで天候回復とともに視聴状況も改善されます。
テレビ電波が他の電波と干渉することによる障害も原因の一つです。例えば、お住まいの場所の近くでアマチュア無線やとトラック、バス、航空機など運輸関係の乗り物の無線電波が発信されていると混線して障害を引き起こすことも。
ただし、他の電波の干渉によるテレビ電波障害の多くは一時的です。他の電波が発信されている瞬間のみに起こりうることであり、アマチュア無線の使用中断や電波を発信している対象物がお住まいの場所から離れると必然的に回復します。
ケータイやスマートフォンの電波を700MHz帯での利用が進んだことで地域によってはテレビ電波障害が起きやすくなっています。
電波は発信する機器によって使用周波数が異なり、テレビ電波でいえば、地デジで470~710MHzを使用していますが、平成24年6月からはアナログ放送から地デジに移行した際に空きが生じた710~748MHzにスマートフォンの電波も使用するようになりました。
この結果、700~799MHz内に地デジとスマートフォンの電波が共存し、お互い影響を受けやすくなったことにより、一部地域ではテレビの映像が乱れたり、E202エラーが発生したりするなどのトラブルが生じやすくなったのです。
テレビ電波障害が起きないようにするための対策を解説します。効果的な対策は原因を見極めて適切に施す必要がありますが、前項の内容に対しては以下の方法が望ましいです。
・適切なアンテナ工事
・電波遮蔽物の除去
・総合通信局への報告
・700Mhzテレビ受信障害対策コールセンターへ連絡
電波障害を解決する最も基本的な方法は、アンテナの適切な工事です。特に高層ビルや樹木に遮られている場合は、アンテナの高さを調整することで改善されることが多いです。
また、高さ調整で解決できない場合は、設置場所の変更やアンテナの種類を変えることで解決する場合もあります。いずれも専門的な知識を要し、高所など危険な場所での作業が求められるため、専門業者に任せるのがベストです。
電波の遮蔽が原因の場合、遮蔽物を取り除くことも一つの解決策です。
例えば、アンテナの視界を遮る大きな樹木がある場合、その剪定や伐採を行うことで電波受信状況が改善される可能性があります。ただし、他人の土地にある樹木を伐採する場合は、事前の協議や許可が必要です。
また、周辺に高層ビルやマンションなどの建造物が建設されたことによりテレビ電波障害が発生した場合は、民放709条の原因者負担の原則に基づき、建物管理者側が責任を負う必要があります。
万が一、テレビ電波障害改善のためにアンテナ工事など費用が生じる場合は、建設している管理会社へ申し出ることで、ご自身の負担ゼロで解決可能です。
お住まいの場所の近くにアマチュア無線局が存在するなど、テレビ電波障害を引き起こす可能性のある電波が発信されている場合は、総合通信局やNHKに報告することで、解決に向けた交渉を行ってもらえます。
また、アマチュア無線を備えたトラックなどの車両を見かけて、テレビ電波障害が起きている場合は、車両ナンバーや車両が出入りしている具体的な場所などを総合通信局に通報することで解決可能です。
なお、ご自身で直接、アマチュア無線局や車両に対してクレームを入れることで解決する場合もありますが、様々なトラブルが発生することも想定されます。決して無理無茶せずに公的機関に相談しましょう。
700Mhzテレビ受信障害が発生している場合は、下記の専用のコールセンターへ問い合わせることで速やかに回復作業を行ってもらえます。
回復作業は無料のため、費用の請求や物品の販売などは行っていません。もし、費用請求や物品販売を持ち掛けられた場合は、詐欺や悪徳商法疑われますのでご注意ください。
※700Mhzテレビ受信障害コールセンター
フリーダイヤル:0120-700-012(受付:年中無休・9:00~22:00)
ホームページ:一般社団法人700Mhz利用推進協会
テレビ電波障害に関するよくある質問についてQ&A形式でご紹介します。
テレビ電波障害地域は総合通信局やNHKへの問い合わせの他、ビルの新建設や樹木の成長などによる周辺環境の変化の確認、近隣住民への聞き取りなどによって調べられます。
テレビのゴースト現象は、ゴースト障害とも呼ばれ、残像が現れるように映像がずれて見える現象のことを指します。
特にテレビ地上波がアナログ放送時代に発生していて、建物に電波が跳ね返った反射波をアンテナで受信すると起きやすかったです。そのため、一種のテレビ電波障害とも言われていました。
テレビ電波障害の症状は、主に「ブラックアウト(E202エラーなど)」「ブロックノイズ」「画面フリーズ」などがあげられます。アンテナで正常に電波を受信できていないと現れる症状です。
テレビが地上波のみ映らない場合は、地デジの電波を正常にテレビへ送受信できていない可能性が高いです。よくある事例としては、アンテナや周辺機器の不具合・故障、電波障害の発生などがあげられます。
アンテナの感度を上げる方法として、効果的なのがブースターの設置です。すでにブースターを設置されている場合は、レベルを調整することで感度を上げられます。
テレビ電波障害のリアルタイム情報は最寄りの総合通信局への問い合わせが最も確実性が高く早いです。
また、テレビ電波障害の主な原因と効果的な解決方法を本記事で解説した内容のダイジェストとして以下の表にまとめました。
テレビ電波障害の原因 | テレビ電波障害の解決方法 |
---|---|
テレビ電波の遮蔽 | 適切なアンテナ工事 |
天候不良 | 電波遮蔽物の除去 |
他の電波の干渉 | 総合通信局への報告 |
700MHz帯利用の影響 | 700Mhzテレビ受信障害対策コールセンターへ連絡 |
なお、テレビ電波障害の解決にアンテナ工事が必要な場合は、調査から解決まで専門店の電翔でご対応いたしますので、お気軽にご連絡くださいませ。
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