【プロが解説】4K8K対応BSアンテナとは？どんな特徴やメリットがある？

地デジに加えて多くのチャンネルを楽しめるBS/CS放送。
最近は、チャンネル数も増え、受信可能なアンテナを設置するご家庭も増えています。これから受信環境を整えるなら4K8Kアンテナがおすすめです。今回は、4K8K対応BSアンテナの特徴や、従来のBS/CSアンテナとの違いなどを交えながら、設置に関する情報をまとめています。

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Contents

1 4K8K BS/CSアンテナはどんなアンテナ？メリットは？
2 従来のBS/CSアンテナと何が違う？
3 新4K8K衛星放送の視聴にアンテナ以外に必要なもの
4 4K8Kアンテナの自力設置は難易度が高い
5
6 4K8Kアンテナに関するよくある質問（FAQ）
7 4K8Kアンテナのまとめ

4K8K BS/CSアンテナはどんなアンテナ？メリットは？

4K8K対応アンテナとは、わかりやすくお伝えすると高画質で臨場感のある4K8K放送を受信できるアンテナです。2018年にスタートした新4K8K衛星放送をすべて視聴できるようになります。形状は、従来のBS/CSアンテナと同じように、丸いお皿のような形をしています。

新4K8K衛星放送は、4K8K対応アンテナで、左回りの旋回で送られてくる電波を受信します。現在この電波を受信できるのは4K8K対応アンテナのみで、他のBS/CSアンテナでは受信ができません。
また、4Kや8Kの「K」は画素数を1,000単位で示した記号です。現在の地デジ放送は2Kで、4K放送は約2倍、8K放送は約16倍の緻密な表現が可能となります。

従来のBS/CSアンテナと何が違う？

なぜ、今4K8K対応のアンテナを設置するご家庭が増えているのか。理由は、従来のBS/CSアンテナとの違いにあります。
従来のBS/CSアンテナと4K8K対応アンテナの違いは、視聴できるチャンネル数です。従来のBS/CSアンテナも一部の4K放送を視聴することはできます。一部の4K放送は右回りの旋回の電波で送られてきているからです。しかし、現在は右回りの電波だけではまかないきれなくなりました。今後普及していく新4K8K衛星放送は左回りの旋回の電波で送信されてくるので、従来のBS/CSアンテナでは受信ができないのです。一方の4K8K対応アンテナは、BS放送/CS放送/4K放送/8K放送すべてに対応しています。現在放送されているチャンネルも、今後新たに増えていくチャンネルにも対応しています。

新4K8K衛星放送の視聴にアンテナ以外に必要なもの

アンテナを4K8K対応に変えても、それですべての放送がみれるようになるわけではありません。
今後の4K8K放送に対応するには、次のようなものも必要になります。

4K8K対応のテレビやチューナー
壁のアンテナ端子
分配器
ブースター
アンテナ端子とテレビをつなぐケーブル

ブースターなどについては、ご自宅のテレビ環境によって、必要か不要かが決まります。4K8Kアンテナ設置の相談の際には、ご自宅のテレビ環境もしっかりと伝えて、必要な設備を整えましょう。

4K8Kアンテナの自力設置は難易度が高い

アンテナの自力設置を検討する方もいらっしゃると思いますが、4K8Kアンテナの設置は難易度が高いためおすすめしておりません。費用はかかりますが、信頼できるアンテナ工事専門業者に依頼することをおすすめします。
自力設置のリスクとデメリットは、転落リスクや部品やアンテナの落下リスクの他に、知識や技術不足でテレビが映らないといったことが考えられます。
こちらの記事でも詳しく紹介していますので、ご確認ください。

4Kアンテナ工事を自分で行う方法とDIYに潜む危険性を徹底解説

4K8Kアンテナに関するよくある質問（FAQ）

4K8Kアンテナとは何ですか？
- 回答: 4K8Kアンテナは、4Kおよび8K放送を受信するために設計されたアンテナです。従来のHD放送よりも高解像度の映像を提供する4Kおよび8K放送は、より広い帯域幅で高周波数の信号を受信する必要があります。4K8Kアンテナはこれらの高精細映像信号を受信するために最適化されており、より鮮明な映像と豊かな音質を楽しむことができます。
従来のアンテナと4K8Kアンテナの違いは何ですか？
- 回答: 従来のアンテナは主に地上デジタル放送（HD放送）やBS/CS放送を受信するために設計されています。一方、4K8Kアンテナは、より高い周波数帯域で放送される4Kおよび8K信号を受信するために特別に設計されています。そのため、4K8Kアンテナは従来のアンテナよりも高い周波数に対応し、電波の受信感度も向上しています。
4K8Kアンテナの設置にはどのような設備が必要ですか？
- 回答: 4K8Kアンテナの設置には、4K8K対応のテレビやチューナー、4K8K対応のブースターや分配器などが必要です。また、既存のケーブルや接続端子が4K8K対応でない場合、それらも交換する必要があります。さらに、4K8K放送を受信するためには、BS・110度CSアンテナを用意し、適切な方向に設置する必要があります。
4K8Kアンテナを設置する際の注意点は何ですか？
- 回答: 4K8Kアンテナを設置する際には、以下の点に注意する必要があります：
  - 受信環境: 4K8K放送は高周波数帯域を使用するため、周囲に電波を遮る障害物（高層ビルや山など）がない場所に設置することが重要です。
  - 設置位置: 屋外の開けた場所で、南西方向（衛星放送の場合）に向けて設置することが推奨されます。
  - 耐久性: 屋外に設置するため、風雨や雪に対する耐久性が求められます。アンテナはしっかり固定し、定期的に点検を行いましょう。
4K8Kアンテナを使用するメリットは何ですか？
- 回答: 4K8Kアンテナを使用することで、次のようなメリットがあります：
  - 高画質・高音質の映像体験: 4Kおよび8K放送は、従来のHD放送に比べて解像度が大幅に向上しており、より鮮明で臨場感のある映像を楽しむことができます。
  - 豊富なコンテンツ: 4K8K放送は、映画、スポーツ、ドキュメンタリーなど、さまざまなジャンルで高画質コンテンツを提供しており、視聴体験が豊かになります。
4K8Kアンテナの設置費用はどれくらいですか？
- 回答: 4K8Kアンテナの設置費用は、アンテナの種類、設置場所、既存の設備の状況によって異なります。一般的な費用はアンテナ本体が約15,000円から30,000円、設置工事費用が約20,000円から50,000円程度です。また、4K8K対応の機器やケーブルが必要な場合、追加費用が発生することがあります。
既存のBS/CSアンテナを4K8K対応にすることは可能ですか？
- 回答: 一部の既存のBS/CSアンテナは4K8K放送に対応している場合がありますが、多くの場合、4K8K対応のアンテナに交換する必要があります。また、ブースターや分配器、ケーブルなどの周辺機器も4K8K対応である必要があるため、全体的なシステムのチェックとアップグレードが必要です。
4K8Kアンテナの寿命はどのくらいですか？
- 回答: 4K8Kアンテナの寿命は、通常10～15年程度とされています。ただし、設置環境（風雨や直射日光にさらされる場所）やメンテナンスの頻度によって寿命が変わることがあります。定期的な点検と清掃を行うことで、アンテナの寿命を延ばすことが可能です。
4K8K放送を視聴するために月額料金が必要ですか？
- 回答: 一部の4K8K放送は無料で視聴できますが、特定のチャンネルや有料コンテンツを視聴するには、専用の有料サービスへの加入が必要になる場合があります。サービスの提供会社や視聴したいコンテンツによって異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
4K8K放送はどのようなコンテンツが放送されていますか？
- 回答: 4K8K放送では、映画、スポーツ中継、自然ドキュメンタリー、ライブコンサート、旅行番組など、幅広いジャンルのコンテンツが提供されています。これにより、視聴者はよりリアルで迫力のある映像体験を楽しむことができます。