テレビの線がない部屋での視聴をお考えで配線方法をお探しでしょうか?テレビの線のことを「同軸ケーブル」や「アンテナケーブル」などとも表現されますが、正確には壁のアンテナ端子が無い部屋での配線方法かと思われます。
そこで、この記事では、そのような部屋でテレビ視聴するための配線の延長方法とともに繋ぎ方や隠し方などをご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。
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まず、テレビの線がない部屋、つまりアンテナ端子が壁に配置されていない場合、ケーブルを延長できるのかについてお伝えしますが、答えは延長可能です。
では、どのような延長方法があるのか見てみましょう。
テレビの線(アンテナケーブル)がない部屋=アンテナ端子がない部屋への延長方法の手軽なのは、端子のある部屋から端子のない部屋まで届くアンテナケーブルを用意して接続することです。
屋内用として30mの商品も販売されています。こういったロングタイプのアンテナケーブルを使って接続すれば、テレビの線がない部屋でも視聴が実現します。
ただし、配線の際は、長さが足りないからと言って部屋の中央を通すような方法はおすすめしません。これは、歩行ルートに配線物があると、足にひっかかって転倒等のリスクが生じるためです。また、見映えも悪くなってしまいます。
もし、ロングタイプのアンテナケーブルを使用するのであれば、できるだけ部屋の端に配線するなど工夫しましょう。
それでも長さが足りない場合は次項の方法で解決します。
アンテナケーブルの長さが足りない場合は、延長アダプタを使って複数のケーブルを接続することでテレビ視聴の実現が可能です。
前項でご紹介した方法で、部屋の端にアンテナケーブルを配線して、テレビまでの長さが足りなければ、不足分の長さのケーブルと延長アダプタを用意して繋げることでテレビまで届くようになります。
ただし、アダプタを使用した接合部はケーブルの太さよりも大きくなるため、ドアの隙間に入らないことが想定されますので、注意が必要です。
また、このように配線が剥き出しの場合、お部屋や廊下の見映えが悪くなり、見た目が気になってしまうこともあります。この場合は、次の方法で延長可能です。
長くて露出したテレビの線、アンテナケーブルの見た目が気になるようでしたら、視聴希望の部屋へアンテナ端子を新たに設けてみてはいかがでしょうか?
その1、その2より専門的な知識と技術が必要で、費用も他の方法よりも高額ですが、一番スマートな方法です。
基本的にテレビアンテナを使用されている住宅にお住いであれば、アンテナ設置場所から同軸ケーブルが配線されており、そこから屋根裏や天井裏、壁の中などを経由して壁にアンテナ端子がある部屋へ伸びている構造になっています。
これを応用して、端子のない部屋にも別途アンテナケーブルを配線して、端子を設置すればテレビ視聴可能な部屋と同じような環境を作ることができるのです。
ただし、この方法は、壁に穴を開けて端子を設置するため、賃貸住宅や集合住宅にお住いの場合は、管理人の許可が必要となりますので、くれぐれも確認をお忘れないようお気を付けください。
また、持ち家であって先述の通り、知識と技術が必要となりますので、工事のご依頼が必要であれば、ぜひ電翔にご相談くださいませ。
このように3つのテレビの線がない部屋への延長方法をご紹介しましたが、アンテナ端子を設けずに、配線した場合、お伝えのとおりアンテナケーブルの露出が目立つことが多々予想されます。見た目が気になる場合は、次項の繋ぎ方や隠し方をご参考になさってください。
テレビの線がない部屋、アンテナ端子がない部屋へのアンテナケーブルの繋ぎ方や隠し方は次の通りです。
最初にアンテナ端子がない部屋への繋ぎ方についてですが、ドアを介して配線するようであれば、細いタイプのアンテナケーブルを用意した方が隙間を通しやすくなります。
アンテナケーブルの太さは様々で、最近ではフラットタイプも販売されていて、よりドアの隙間に通しやすくなっているので、便利です。
標準タイプのアンテナケーブルですと、厚みがありドアの隙間が小さいと通せないまたは、通せたとしても開閉の妨げになることが想定されますので、ご注意ください。
また長さが足りず、延長アダプタが必要な場合は、以下のように接続します。
ケーブル側はどちらもオスで、アダプタがメスになっています。1方向ずつ接続してアンテナケーブル先端の端子のネジを回して固定すれば延長完了です。テレビと壁の端子には、テレビ視聴可能な部屋と同じように繋げば、テレビが映ります。
なお、アンテナケーブルが長くなるほど、テレビの映りが悪くなると心配される方もいますが、デジタル放送となった現在では、ノイズも入りにくくなっているため、ほとんど影響はありません。
ただし、テレビ電波を強くするためのブースターを設置されていない環境下の場合は映りが悪くなる場合もあるため、アンテナケーブルを延長したことで映りが悪くなるようであれば、設置もご検討ください。
もちろんで電翔でも取り扱っていますので、必要に応じて工事にお伺いいたします。
次にテレビの線、アンテナ端子がない部屋に延長した際に配線の露出が気になる場合の隠し方についてです。
本棚などの家具があれば、壁際に配線して裏側に隠すこともできますが、それでも露出してしまう箇所が出現してしまうかもしれません。そんな時はモールを使った隠蔽配線もおすすめです。
画像引用元:壁掛けテレビ.com【モール加工による壁掛けテレビ配線処理】
モールであれば、露出したアンテナケーブルも綺麗に隠すことができるので、見映えが悪くなりません。
なお、先ほどもご紹介した端子の新設であれば、壁の中にアンテナケーブルを通すため、元々テレビ視聴ができている部屋同様の配線が実現します。
モールの使用や壁の中の隠蔽配線をご希望でしたら電翔から専門業者のご紹介が可能ですので、併せてご利用くださいませ。
ここまで、テレビの線がない部屋の延長方法とケーブルの繋ぎ方や隠し方について解説してきました。
手軽な方法としては、テレビ端子のある部屋からロングタイプのアンテナケーブルの使用、長さ不足の場合は延長プラグの使用が効果的です。
そして、配線の露出が気になる場合は、壁の端子の新設、モールを使った配線などがおすすめとお伝えしました。
また、どの工程においても業者へのご依頼をご希望でしたら、ぜひ電翔をご利用くださいませ。快適なテレビライフ実現のお手伝いをいたします。