BSアンテナの寿命が気になる場合やBS放送の映りが悪くて寿命が原因の疑いを考えているようでしたら、本記事ではコンバーターやブースターとの関連性を中心にアンテナ工事のプロが分かりやすく解説します。最後までお読みいただくことでBSアンテナの寿命による視聴トラブルの解決策などをご理解いただけるかと思います。ぜひ、BSアンテナの寿命への対策のご参考としてお役立てください。
BSアンテナの寿命に関するご相談は電翔へ
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BSアンテナの寿命は、おおよそ10年です。ただし、使用環境によって劣化の進行速度が変わります。特に他の地域よりも日差しが強い環境や潮風があたりやすい沿岸部などでは劣化の進み具合が速く、寿命が短くなりやすいです。また、BSアンテナは衛星放送の電波受信の都合上、ほとんどの環境で屋外への設置が必要で常に外気に触れている関係上、長年の使用により劣化で故障してしまうことも。なお、BSアンテナの寿命による視聴トラブルは主に以下の3点があげられます。
▼BSアンテナの寿命によるトラブル事例▼
・BS放送の映りが悪い
・BS放送が映らない
・アンテナレベルの低下
BS放送は映っているものの映像に乱れがたびたび生じるような状況の場合、アンテナの寿命によるトラブルが考えられます。特にお使いのBSアンテナを設置されてから10年以上経過して、BS放送の映像が乱れる現象を多く目にするようになっている場合は、寿命の可能性が高いです。
BS放送自体が映らない状態もBSアンテナに何かしらトラブルを抱えている若しくは寿命による故障が考えられます。BS放送が映らない場合はテレビ画面にE202などのエラーメッセージが表示されることがほとんどです。また、BSアンテナの寿命が疑われる症状としては、地デジは映るのにBSだけ見られないといった症状があげられます。
アンテナレベルの低下によるBSアンテナの寿命も考えられますが、症状としては、テレビ画面にE201のエラーメッセージが表示されることが多いです。エラーメッセージは「信号レベルが低下しています。視聴できる状態ではありません。アンテナ線の緩みや抜けの可能性があります。 E201」といった内容でテレビ画面に表示されます。アンテナレベルの低下とは、BS放送の電波受信の感度が弱まっている状態のことです。
一言にBSアンテナの寿命といっても多種多様です。寿命を迎えたBSアンテナの状態としては、代表的な例として以下の3点があげられます。
▼寿命を迎えたBSアンテナの状態▼
・金具の劣化
・コンバーターの破損
・ブースターの故障
BSアンテナの寿命の多くは、本体を支えるための金具の劣化が考えられます。特に金具の錆による劣化が多いですが、年数が長いほど金具が錆びやすいです。金具が錆びてしまうと耐久性が落ちるだけでなくBSアンテナの位置がずれやすくなり、正常にテレビ電波を受信できなくなる原因に繋がりやすくなります。また、直接視聴トラブルに関連するものではありませんが、金具以外にもBSアンテナの本体表面の塗装剥げなどの劣化も寿命の目安になります。
コンバーターとはBSアンテナ本体のアーム部分のことですが、破損による寿命が考えられます。中でもコンバーターの先端部分の放射器と呼ばれるパーツの破損が多いです。
放射器は写真の破損部のことですが、この状態になってしまうと衛星放送の電波を正常に送れずテレビが映らなくなってしまいます。また、かつてのBSアンテナはコンバーターが脱着式だったため、部品交換で対応可能でしたが、現在の製品はBSアンテナ本体と一体タイプが主流のため、解決には一式交換が必要です。
ブースターはBSアンテナの周辺機器で受信したテレビ電波を強くして視聴を安定されるための部材ですが、こちらが寿命による故障でBS放送が見られないなどのトラブルを引き起こすことも多々あります。BSアンテナ本体に問題がない場合は、ブースターの寿命が視聴トラブルの原因である可能性が高いです。
寿命を迎えてしまったBSアンテナは、視聴トラブルを解決するために交換や修理といった対応が必要ですが、以下の方法で長持ちさせることが可能です。
・雨水対策
・錆対策
・雪対策
・定期的なメンテナンス
降雨後にBSアンテナの表面に雨水が付着しているようであれば、小まめに拭き取ることで水分による劣化の進行を遅らせられます。ただし、アンテナの設置場所によっては手が届きにくく拭き取りが難しいことも想定されますので、無理のない範囲で行うようにしてください。
金具の錆の進行を抑えるには、錆止めスプレーが効果的です。特にテレビアンテナに使用される金具は亜鉛メッキでコーティングされていますが、ポールの先端部分などの切り口はコーティングが行き届いておらず露出部分は錆びやすいので、錆止めスプレーを使うことで寿命を遅らせられます。
BSアンテナ本体の形状は皿形で積雪しやすいです。雪が長期間積もったままですと受信性能に影響を及ぼし、寿命が短くなる原因になりやすくなります。BSアンテナの積雪を防ぐにはアンテナカバーの使用がおすすめです。ただし、カバーを被せたことによる電波受信性能の低下につながる場合もあり、もともと電波レベルが低い環境下ですと視聴トラブルを引き起こす可能性もありますので、ご注意ください。
BSアンテナにトラブルを抱えていないか、もしくはトラブルを抱える予兆がないか小まめに調べるには定期メンテナンスをおすすめします。また、上記の雨水、錆、雪の対策はご自身で行える半面、時には正常に見られていたBS放送が映らないなどのトラブルも起きやすいです。そんなときは、ぜひアンテナ工事のプロを頼りましょう。電翔はテレビアンテナの新設や交換だけでなく、日常的なメンテナンスにも対応しております。BSアンテナの寿命を少しでも伸ばしたい場合は、ぜひご利用くださいませ。
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BSアンテナの寿命による交換費用は以下のようにご案内しております。表示金額は参考価格で正確なお見積りは現地調査が必要です。詳しくは電翔までお問い合わせくださいませ。
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テレビライフの幅を広げたい方は、地デジとBS/CSアンテナのセットがおすすめです。セットの工事費用は地デジアンテナの種類ごとに以下のようにご案内しております。
以上、BSアンテナの寿命について解説しました。寿命はおおよそ10年ですが、使用環境により前後し、本体以外にもコンバーターやブースターの寿命による視聴トラブルも考えられます。また、寿命を少しでも伸ばすには小まめなメンテナンスが求められますが、実施には経験や知識も必要ですので、専門店の電翔への相談がベストです。
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