他のチャンネルは問題なく映るのに、とある特定のチャンネルだけ不調でお困りではないでしょうか?
これまでも、電翔ブログではテレビの視聴トラブルに関しての情報発信をしてきましたが、今回は、特定のチャンネルの映り悪い現象にスポットを当てて原因や解決方法をご紹介します。
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一言にテレビの映りが悪いといっても、起こり得る状況は様々です。また、各状況下においても原因や解決方法が異なるため、まずはよくある事例をあげてみます。
五輪などスポーツ大会が開催されて、NHKで放送権がある場合、たびたびサブチャンネル放送が適用されることがあります。
2022年北京冬季五輪においては、スノーボードハーフパイプ男子決勝において、注目の日本人選手、平野歩夢選手が滑走した瞬間にサブチャンネルに切り替わったことで、見逃してしまった方が多かったことでも話題になりました。
そして、このサブチャンネルですが、1つのチャンネル内で2つの番組を分散して放送する仕組みです。
ご存知の通り、NHKは国営放送であり、定期的にニュース番組を放送する必要があることから、番組の途中であってもニュースに切り替わり、放送中の番組が中断されることがあります。
分かりやすいのは、春と夏に開催されている高校野球の中継で、地デジの場合、イニングが終わるタイミングで数分のニュースが入ります。
ニュース明けには試合は進行していて、番組中断中の試合状況に関しては、実況が口頭で説明するというわけです。これにより過去には、大記録シーンがニュースで流れてしまうなんて問題もありました。
これに似ているのがサブチャンネルであり、五輪のような注目度の高い競技をライブ中継していて、途中にニュースを挟まなければいけない時に中断を避ける目的で用意されているのです。
しかし、先述のとおり1つのチャンネルを2つに分けるため、電波量も分散されてしまい、必然的に映りが悪くなってしまいます。
この場合、決して設置してあるアンテナやテレビのトラブルではないのでご安心ください。
もし、NHKのみが映りが悪いようでしたら、下記のコラム記事もご参考になります。
基本的にテレビは、各電波塔や衛星から発信された電波を受信して番組を映し出します。
そして、テレビアンテナを設置して視聴されている場合、特定のチャンネルの映り悪いのであれば、その放送局の受信電波が低下しているかもしれません。
特に地上デジタル放送の場合、様々な送信所から発信された電波を受信することも多く、チャンネルごとに電波量も違うため、特定のチャンネルの電波のみ低くなってしまうことも。
これが起きる原因の1つには、テレビ電波を増幅されるための機器「ブースター」の不調が考えられます。
例えば、正常に映っているチャンネルのテレビ電波はブースターがなくても視聴可能レベルで受信していても、特定のチャンネルは増幅が必要な場合、故障により低下して映りが悪くなってしまうことがあるのです。
また、テレビアンテナの位置が強風などによってズレてしまうと、特定のチャンネルの電波受信が弱くなり映りが悪くなる可能性もあり得ます。
この他に考えられる原因としては、テレビ周りのトラブルです。よくある事例としては、テレビやチューナー、壁のアンテナ端子に接続されているアンテナケーブルが緩んでいることです。
正しく接続してないと、テレビに電波がうまく供給されず視聴不良を起こすことがあります。
ちなみに、特定のチャンネルが8チャンネルの場合は、それに特化したコラム記事をご用意していますので、併せてご参考になさってください。
では、特定のチャンネルの映りが悪い場合、どのような解決方法があるのか、先述の原因をもとにご紹介します。
NHKのサブチャンネル放送に切り替わって映りが悪い場合は、基本的にサブチャンネル放送の終了を待てば、自ずと1チャンネルに戻って回復します。
そして、テレビやアンテナの問題ではないため、アンテナの位置調節やケーブルの接続しなおしなどでは解決しません。
もし、サブチャンネル放送が煩わしいということであれば、衛星放送(BS放送)の導入もおすすめです。
NHKのBS放送であれば、基本的にニュースが入らないため、ノンストップで放送されます。これにより、サブチャンネルにも切り替わらず、映りが悪くなつこともありません。
また、NHKのBS放送は4Kにも対応しているため、地デジよりも遥かに綺麗な映像で番組をお楽しみいただけます。
現在、地デジアンテナのみしか設置されていないようであれば、ぜひ新4K8K放送対応のBS/CSアンテナの増設もご検討くださいませ。
もちろん電翔でも取り扱っていて、設置工事可能ですので、多数ご依頼お待ちしております。
特定のチャンネルの受信電波レベルが低下していることにより、映りが悪い場合において、テレビアンテナやブースターにトラブルを抱えているようでしたら、位置調節や新品への交換で回復が期待できます。
仮にテレビやチューナー、アンテナ端子の接続ケーブルの緩みが原因であれば、ご自身でも簡単に回復可能ですが、アンテナ本体やブースター自体のトラブルの場合は、知識と技術が必要です。
もちろんDIYでも修復はできますが、アンテナは屋外の高所に設置されていることが多いため、慣れない作業は思わぬ事故を招く可能性もあるため、無理な作業はおすすめしません。
少しでもご不安があれば、プロのテレビアンテナ工事業者をご利用が一番です。電翔では同様のトラブル対応も多々行っており、原因究明から解決まで迅速対応いたします。
ここまで、特定のチャンネルのテレビの映りが悪いトラブルについて、原因や解決方法を解説してきました。
主にNHKのサブチャンネル放送や特定のチャンネルの電波低下が原因であり、新4K8K放送対応BS/CSアンテナの増設やアンテナやブースターの修復により回復が見込めます。
そして、ご自身での対応が難しい場合は、電翔がお手伝いいたしますので、お気軽にご相談くださいませ。
テレビやアンテナのお困りごとに少しでもお役立てできれば幸いです。